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売上アップの右腕

Webマーケティングの限界 と 商品開発の落とし穴

日本茶

1.Webマーケティングはなぜ有効?

Webマーケティングは多くの企業や組織にとって非常に有効な集客方法です。

Web広告では、ユーザーの属性、興味関心、オンライン行動などに基づいて非常に詳細なターゲット広告を設定でき、特定のターゲット層に的確に配信でき、広告効果の測定や最適化も容易です。

また、従来の広告メディア(テレビ、ラジオ、新聞など)に比べて、一般にコスト効率が高いです。特に、ペイ・パー・クリック(PPC)広告やソーシャルメディア広告などのデジタル広告は、予算に合わせて柔軟に調整でき、広告の効果がリアルタイムで追跡できるため、無駄な支出を最小限に抑えることができます。

これらオンライン広告の他に、自社サイトのSEOやMEO、自社SNSアカウントの運用で、広告費用をかけずに認知を広げることも可能ですし、インフルエンサーを使って潜在層に働きかけることも有効です。

 

2.Webマーケティングの限界

ここで注意しなければいけないのは、Webマーケティングは、商品の認知を広め顧客に行動を起こさせるための手段の一つでしかない、ということです。

マーケティングとは、売上をアップさせるためのすべてのプロセスです。

「マーケティングの4P」という言葉があり、マーケティングとは4つの要素に分解される、すなわちそれは、Product(製品)、Price(価格)、Place(流通)、Promotion(プロモーション)である、と言う考え方があります。

Webマーケティングはこのうち、最後のPromotion(プロモーション)の一部を担うにすぎません。Eコマースも入れると、Place(流通)も担う場合があります。しかしそれでも、Webマーケティングの意味するところは、マーケティングの4つの要素のうちの2つ(の中の一部)でしかありません

 

3.マーケティングの「4P」の嘘 ~ 実は4Pじゃなかった!

そもそもマーケティングの「4P」は、非常に誤解されやすい概念です。

「4P」というと「それでは製品を考えよう!価格を考えよう!」から始まってしまいがちですが、それはプロダクト・アウトの発想(=提供側の目線)で、マーケティングではありません

この4つの「P」を、顧客側から考える、というのが、「マーケティングの4P」の正しい捉え方です。これを「4C」と呼ぶこともあります。

 

Product(製品)      ⇒ Customer’s benefit (「顧客にとっての」価値)

Price(価格)          ⇒ Cost(「顧客にとっての」費用)

Place(流通)        ⇒ Convenience (「顧客にとっての」手に入れ易さ)

Promotion(プロモーション) ⇒ Communication(「顧客に」伝わる)

 

マーケティングとは、「顧客にとって」価値のあるものを、「顧客にとって」納得のいく費用で、「顧客が」手に入れ易い状態にし、そのすべてを「顧客に」伝えることです。

 

4.Webマーケティング、始めるその前に

さあ、ここまで読んだらもうお分かりですね。

Webマーケティングは、あなたの商品を「顧客に」伝えるものであり、「手に入れ易い」状態(Eコマースを含む場合)にするものです。

しかし、「顧客にとって」価値のあるものを、「顧客にとって」納得のいく費用で提供することには、直接関係しません。

「顧客にとって」価値のあるものを、「顧客にとって」納得のいく費用で提供すること、つまり「商品開発」は、Webマーケティングの上位概念となる、マーケティングの中で最も重要なプロセスです。

 

「あなたにとって」価値のない物を、「あなたにとって」納得のいかない費用がかかるものを、いくら「手に入れやすい」状態にされて、一生懸命「伝えられて」も、あなたはそれを買いますか?

 

商品開発は、事業者様によってはその業界に非常に詳しく、顧客のことも知り尽くしているために、自然に正しくできてしまうこともあります。

しかしそうではない場合、例えば、今までとは違った商品を、違った市場に、展開したい時は、一体どうすればよいのでしょうか?

或いは、今までは売れていた商品が売れなくなった場合はどうすればよいのでしょうか?

安心してください。商品開発には、定石があります

いきなり「大ヒット」を狙うことは運や時流にも左右されますので何とも言えませんが、大きなリスクを取ることなく、確実に芽を育てていく方法論は確立されています。

「その方法論って何?」

と思われるかもしれませんが、それこそがマーケティング理論であり、事業者様の個別の状況を掛け合わせることで、浮かび上がってくる解です。

Webマーケティングを始める前に、ちょっと待った。

 

その商品、売れますか? その価格で、売れますか?

 

是非とも正しい理論、正しい戦略で、商品開発を行いましょう。

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