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「闇雲に始めても無駄!小規模事業者のためのSNS活用法 その2」

神保町対談 小規模事業者のための売上アップ

この記事は神保町のコンサルティング会社、(株)コムラッドファームジャパンでの、江川コンサルと檜山コンサルの対談を書き起こしたものです。

第2回
「闇雲に始めても無駄!小規模事業者のためのSNS活用法 その2」

コンサル江川
江川
では、SNSをこれから始めたい!という事業者さんが、最初にすべきことは、何でしょうか?

コンサル桧山
桧山

はい、まず始めに、実際にSNSを見まくることですね。

競合と思われる他社のインスタやTwitter、TikTokの公式アカウントを見まくることです。
競合他社で、より多くの表示回数や再生回数、「いいね」を稼いでいる投稿を、とにかく見まくる。

コンサル江川
江川
ただ見てればよいのですか?

コンサル桧山
桧山

ここでポイントが2つあります。

競合の投稿を見る際の、1つ目のポイントは、お客様の目線に立ってなぜその投稿が人気があるのか、お客様が必要としている情報は何か?ということを自分なりに分析しながら見るということです。
できればユーザーのコメントも読んでみてください。
ここではあまり批判的にならず、競合とお客様を結びつけているものが何かを純粋に学ぶ視点を持つとよいですね。

例えば飲食店チェーンで参考になるのがサンドイッチのサブウェイ。元々人気のあるアカウントで、常に数万から数十万再生いってるアカウントなんですが、その中で、4百万回以上再生されてる投稿があるんですよ。その内容が、「パンとサラダが苦手なんですがカスタムできますか?」というユーザーの声に応えて、カスタムする、と言う内容。
「パンとサラダが苦手ならそもそもサブウェイに行くなよ」というツッコミが入りそうですが、ユーザーはサブウェイに対して「カスタムってどこまでできるの?」という純粋な興味を持っていることが分かります。

コンサル江川
江川
そうすることによって、お客様のニーズも分かると。

コンサル桧山
桧山

おっしゃる通りです。

2つ目のポイントは、今度は逆に批判的に見ることです。
自社であればここはこうするのに、とか、自社であればこういう見せ方をするのにこの会社は出来ていないな、とか。
同じ商品でも、自社ならこう見せるな、とか。

コンサル江川
江川
批判的に見ることで何が分かるのですか?

コンサル桧山
桧山
はい、それこそが、自社の強みです。
「他社が出来ていないな。」と感じる点は、自社が差別化できるポイントです。
競合を調査することによって、自社の強みが浮かび上がる。
逆に、今まで強みだと思っていたことも、競合を見れば誰もがやっていることに気がつくこともあります。
その場合は、それは強みではなく、「標準仕様」なんです。マーケティングには、3C分析という考え方があります。
自社(Company)、お客様(Customer)、競合(Competitor)を分析せよ、ということなのですが、SNSに限らずWebマーケティング全般で、まず最初に分析を始めるとしたら競合から、と言われてます。

コンサル江川
江川
それはなぜなんでしょうか?

コンサル桧山
桧山

ここでやっているような競合分析は、実はお客様も自然とやっていると思って間違いないからなんですね。

例えば、リアルの看板なら「あ、あそこに美容室がある。」と気付いたお客様が、即座に他の美容室の看板を探す、ということはないですよね。
或いは、リアルの店舗でも「同じ商品が他の店ならもっと安いかも」と比べることが無くはないですが、オンライン上ほど簡単に比べることはできません。

でも、Web上やSNS上では、1クリックで、1タップで、簡単に競合と比較できます。
なので、投稿する側は、最初に競合分析から始めるべきなのです。

<まとめ>
SNSを始める前に競合分析して、自社の発信の方向性、精度を上げていくのが大切なんですね。

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