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「闇雲に始めても無駄!小規模事業者のためのSNS活用法 その1」

神保町対談 小規模事業者のための売上アップ

この記事は神保町のコンサルティング会社、(株)コムラッドファームジャパンでの、江川コンサルと檜山コンサルの対談を書き起こしたものです。

第2回
「闇雲に始めても無駄!小規模事業者のためのSNS活用法 その1」

コンサル江川
江川
昨今ではSNSも普及してきて、ビジネスでも多く使われるようになってきたと思うのですが実際にSNSを事業でやるとなると難しいそうと思うのですが、、、

コンサル桧山
桧山
はい。実際に私のお客様の中でも、始めてみても続けられない、という声が一番多いですね。なぜかというと、効果がよく分からないから。そういう意味では難しいと思います。
なので今回は、ちょっとやってみたけど効果がなくて続かなかった、と言う人に見て頂ければと思います。

コンサル江川
江川
ではまず最初に、SNSと言っても、インスタ、TikTok、Twitter、YouTube、、色々あると思うんですけど、何を選べばよいのでしょうか?

コンサル桧山
桧山
これは一概には言えないのですが、
それぞれのSNSの特徴を活かしつつ目的で選ぶ、ということになります。
今日はTwitter(現X)、インスタ、TikTok、この3つを比べてみますね。まず最初に、Twitter(現X)の特徴は拡散力が大きいことです。
他のSNSに比べて「リツイート」と呼ばれる拡散が奨励されていて簡単にできるシステムになっている点が大きいです。
なので、事業者さんのアカウントではリツイートを促して拡散させて認知を得るような用途には使いやすいですね。
一度バズると、ネズミ算式にリツイートされ何百万にも拡散なんてこともあるかもしれません。
ただ、デメリットは、新しいアカウントを立ち上げてしばらくは、なかなか表示数が伸びないことです。
なぜかというと、Twitterは他のSNSに比べて、テキストでつぶやくだけなので「圧倒的に投稿が楽」です。
なので、投稿のハードルが低いため、基本的には媒体全体としてめちゃめちゃ投稿が多く、普通に投稿するだけでは埋もれます。
それに1日に数回ツイートするのが標準なので、フォロワーを増やして一定の表示数を獲得するまでの道のりは厳しく長いのも現状あります。

事業者さんの向き不向きにも影響される、始めるのは簡単だけど結果が出るまでの道のりは長いSNSと言えます。

コンサル江川
江川
Twitter(現X)は、拡散力が大きい反面、1日に数回ツイートを継続する必要がある
から、根気よく続ける必要があるんですね。
ちなみに、この拡散されやすい投稿とは何でしょうか?

コンサル桧山
桧山
事業者アカウントで拡散を狙うとしたら、リツイートキャンペーンですね。
リツイートしてくれたら、抽選で何かが当たる、のような。
但し企業キャンペーン用のフォロワーがほとんどいない別のアカウントを持っている人にリツイートされるだけというデメリットもあります。
なので、キャンペーンをした際は、リツイートの数だけ追うのではなく、その後に実事業にどれだけのリターンがあったかを検証する必要があります。

コンサル江川
江川
続いて、インスタにはどのような特徴があるのでしょうか?

コンサル桧山
桧山
インスタの特徴は、「フォロワー文化と世界観」です。
アルゴリズム的に、まずフォロワーに表示されるので、いかにフォロワーを増やすか、そしてただ増やすだけでなく、いかにエンゲージメント(いいねとか保存数)が高いフォロワーを増やすかにかかってます。
フォロワーがフォローする理由は、そのアカウントの世界観が好きだったり有益な情報を求めているからです。
よって「ファンの囲い込み」に向いています。
しかし、同業でファンの取り合いが起こっているため、それゆえに、競合も激しく、フォロワーを増やすことも容易ではありません。そこで、これからインスタを始める方への、「おすすめ」のインスタの活用の仕方をお伝えします。
それは、この「世界観」という特徴を活かして、まずは「ホームページ的」な機能を持たせることです。
どういうことかと言うと、今すでにいるお客様にインスタを紹介し、フォローしてもらい、「信頼できる情報を発信する」と言うことです
そこで大切になってくるのが、世界観を統一して、お客様を裏切るような投稿をしないこと。「このアカウントを訪れればこういう情報が得られる。」という、「安心感」を与えて既存顧客をファン化することです。
また、Twitterと比べてプロフィールページの充実しているインスタは、「自社の色を出してファン化する」ということに、より向いたプラットフォームなんです。

コンサル江川
江川
なるほど、世界観を作る投稿をするために気をつけるポイントはありますか?

コンサル桧山
桧山
世界観を作る投稿をするために気をつけるポイントは、、
発信テーマを統一して、お客様を裏切るような投稿をしないこと。
例えば、美容の情報を発信してるのに、急にペットの写真とかNG。
犬猫好きな人は確かに多いですが、そういう人は犬猫専門の別のアカウントをフォローしているので、あなたのアカウントにそれを求めてはいません。
「このアカウントを訪れればこういう情報が得られる。」という、「安心感」を与えて既存顧客をファン化することです。

コンサル江川
江川
どれくらいの投稿頻度がベストなのでしょうか?

コンサル桧山
桧山
少なくとも週に1回は投稿して「絶賛営業中です!」と伝えて信用してもらう、という役割もあります。そういう意味で、すでにお客さんを持っているB to Cの事業者さんは、インスタは絶対にやった方がいい。

コンサル江川
江川
最後にTikTokの特徴をお願いします!

コンサル桧山
桧山
これは今紹介した2つのSNSと大きな違いがあります。
それはアルゴリズムです。
今現在、「それなりにちゃんと作った」動画は、少なくとも100~300再生は表示されるようになっています。
これはTwitterやインスタではありえないことです。
ただ、視聴者がおもしろいと思う動画を投稿することは、テキストや写真を投稿するよりもハードルが高いです。
そのため、「それなりに動画をちゃんと作る」ということがひとつの指標です
今のところ、このアルゴリズムが機能しています。

コンサル江川
江川
「それなりにちゃんと作った動画」というのはどういう動画なんでしょう?

コンサル桧山
桧山

何を伝えたいのかが分かる動画ですね。例えば、インパクトがあってユーザーがひきつけられる動画であればそのままでもよいし、そうでなければ、その動画から何を伝えたいか、ちゃんとセリフや文字を入れる、ということです。

ちなみにほんの1年くらい前は「どんな動画」でも100再生はされていましたが、今はアルゴリズムの精度が上がったのか、「何が言いたいのか分からない」ような動画はほぼ再生されません。
最初に100~300再生されてユーザーに高評価だった動画は、その後、数千、時には、数十万~数百万再生されることもあります。
既存のフォロワー数はあまり関係なく、一般的に数百~数千再生くらいは狙えるので、「とにかく手っ取り早く認知を広げたい。」という目的にはぴったりです。

やり方については、TikTokのデフォルト機能かCapcutというアプリを使って、編集するのをおすすめします。

<まとめ>
本日のまとめ・・・
まずは自社の求める効果やリソースとそれぞれのSNSの特徴を照らし合わせて、発信するSNSを決める。まずはやってみて、トライアンドエラーすることが大事ですね。ありがとうございました。

この記事を書いた人

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